2011年10月19日

【InDesign】ルビを簡単に振るやり方

っても、微妙に自動ではないので、市販の自動ルビ設定のプラグインには負けますが。
それでも、大量に繰り返されるルビ設定が少しでも楽になれば、と言うやり方です。
ルビのタグとかは大丈夫だと思うのですが、念のためバージョンは、CSです。






<概略>
1. 流し込む元のテキストで、ルビを振る位置、ルビの設定を統一しておく。
2. InDesignにテキストを流し込んで、タグ付きテキストとして出力。
3. タグ付きテキストを、テキストソフトで開いて、ルビ編集。
4. InDesignで再読み込み。


手順としてはこんな感じです。

1. ルビを振る位置、ルビの設定を統一しておく。

 ルビを振りたいところと振りたくないところがあると思いますので、そもそものテキストで書き方を統一しておくと良いと思います。
 気分で振る、と言う方は、ここは特に気にしなくていいと思います。手順3のテキストソフト上で置換する時に、一気にやらないで、検索しつつ置換すればいいと思いますので。
 ここでの目的は、テキストで検索&置換をする時に、ルビを振るところと振らないところを区別するためです。


例:
 「厭《いや》だい。僕《ぼく》もう少し汽車《きしゃ》へ乗ってから行くんだい。」
 ジョバンニがこらえ兼《か》ねて云いました。


(銀河鉄道の夜より引用)

ルビを振りたいところには、判りやすい区切りをつけると良いと思います。青空文庫形式の《》でも良いですし、■■でも良いと思います。
自分は書いたものを青空文庫のビューワで読み返して確認するので、ルビはその形式を使っています。

※ルビをいちいち上記のように設定するのが面倒な場合は、「厭■」とかでも良いと思います。
※各漢字に対して、1回だけ、と言う場合は、予め別テキストにルビを振る文字の一覧を出しておくと良いかも知れません。
 ソフトに拠っては、置換ダイアログを出している間は、他のテキストへの操作を受け付けない場合があるので、その場合は、一覧をワード、エクセルなど、全く別のソフトに作っておくのも手かも知れません。


2.InDesignにテキストを流し込んで、タグ付きテキストとして出力。

 まずは、マスタを作って、1のテキストを配置します。
 一箇所何処でも良いので、ルビを設定します。この際に、グループかモノルビか、ルビの大きさなども設定しておきます。
 で、直ぐに配置したテキストを全選択して、「ファイル」→「データ書き出し」を選択します。
 「Adobe InDesignタグ付きテキスト」と言う形式が選択されていると思いますので、そのままファイル名を適当につけます。(拡張子はtxtです)
 書き出しのオプション窓が出ますので、「Shift-JIS」を選択します。
 書き出し方式は、冗長でも省略でも。お好みによって選択してください。

※複数レイヤーある場合は、レイヤーごとに書き出して下さい。


3.タグ付きテキストを、テキストソフトで開いて、ルビ編集。

 2で保存したテキストを、テキストソフトで開きます。
 2で設定したルビのタグを探して、新しいテキスト(または別のソフト)にコピーします。
 1で設定した、ルビを振りたいテキストを探します。
 テキストソフトの「検索・置換(ソフトに拠って異なります)」で、置換条件を設定します。

例:
  元の文字列:厭《いや》
  置換する文字列:<cSize:><cSize:6.377953><cRuby:1><cRubyString:いや><cMojiRuby:0><cSize:><cRuby:><cRubyString:><cMojiRuby:><cSize:6.377953>

 こんな感じです。
 正規表現は設定しません。
 あとは、「全てを置換」か「検索&置換」で置換していきます。
 全部終わったら、保存します。(別名で保存してもOK)

ルビを設定しなかった場合は、元の文字列を「厭■」にして、置換する文字列は上記の例のまま設定して、置換していくと良いと思います。

ルビのタグは、以下の通りです。

【冗長】
<cSize:><cSize:6.377953><cRuby:1><cRubyString:ルビ><cMojiRuby:0>ルビを振る文字<cSize:><cRuby:><cRubyString:><cMojiRuby:><cSize:6.377953>

【省略】
<cs:><cs:6.377953><cr:1><crstr:ルビ><cmojir:0>ルビを振る文字<cs:><cr:><crstr:><cmojir:><cs:6.377953>

cRuby(cr)はルビのオンオフ。0がオフ、1がオン。
cMojiRuby(cmojir)が、モノルビか、グループルビを制御しています。0がグループ、1がモノルビです。

詳しい設定は、Adobeの「タグ付きテキスト ユーザガイド」をご覧下さい。


4. InDesignで再読み込み。

 ファイルから、配置を選択して、3で保存したテキストを選択します。
 その際に、読み込みオプションをチェック、グリッドフォーマットの適用のチェックを消します。
 (1で出力文字コードにShift-JIS以外を選択していると、上手く読み込めません)
 読み込みオプションで「英文引用符を使用」にチェック、「割り付け前に問題タグのリストを表示する」にチェックを入れます。(既に入っていたらそのまま)

 配置が出来たら、ルビの抜けなどがないかチェックして、ルビ設定は終了です。


自動で便利とは言いがたいですが、なんども文字選択→ルビの文字打ち込み、モノルビ、グループの選択、などを繰り返さなくていいので、いいかな、と。

VBスクリプトとかでも出来るのかなー…。macは出来ないんだろうか。
ちょっとその辺りはまた調べてみたいと思います。
posted by detti at 22:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | PC関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする|
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック